きたないみず
あのね、たぶんね、これはきっと東京のせいじゃないの。
これはたぶんね、会社会に頭からつっこんで我慢したから。
見えないだけで人も脱皮している、毎日
精神もしかり
会社会への共通の言語を持たなかったから
ひたすらそこにエネルギーを注いで、
翻訳解釈翻訳解釈翻訳解釈翻訳解釈翻訳
痛々しい
宝物だった私の言語が、底が濁ったプールの中に沈んでいった。
今それを要求されて
灰色の私と、沈んでしまった言語感覚の虚無が一週間を支配してた。
こんにちは
おはよう
起きてください
今を投げ出してでも、取り戻したい
苔まみれで、生臭くて、嫌がられてもそうするしかない
山奥の水辺に生えた苔としてまた ね。