社会への浸透圧
会社に所属して3ヶ月経つ、そろそろ。
波のように、外から感情が襲ってきます。
軽蔑していた、サラリーマンがいる社会へ属しました。
毎日満員電車で向かい、何を話しているかわからない、たくさんの絵の具が混じった水の中に、潜って仕事をします。
行きよりも少なくなった電車で、一時間かけて帰ります。
家に帰って、やっと、息継ぎが出来ます。
1日があと数十分で終わるなぁ、と思いながら、お風呂にはいって、グレーの絵の具水を洗い落とすのです。
また、次の日が来ます。
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自分、動物細胞
薄い膜で保たれて
外部との浸透圧を合わせる
たくさんの刺激の強い液が混じった空間で
浸透圧をあわせる
よくこんなところに大勢の生き物が居るんだろうと思った。
よく見たらみんな、植物細胞で
ちょっとの間の水不足では死なない。
浸透圧も、関係ない。
なんだ、なんだ
やっと納得した
納得したところで、この生き辛さはどうにもならないのだけど
今日も、本屋で哲学の文字を探す。
哲学者の残す文字に、体内の酸素濃度が高まる
今日も絵が描けなかった。
と落ち込み、おやすみなさい。