場末のLOHAS

反抗期の宇宙人。酸素が薄くなってきた。ネオハッピーを探して

別のルートになった話

会いたかった、はる菜さんに。

なんで今ここに居るのか、過去の自分を恨むくらいに会いたかった。傾いた秤に薬の重しを乗せて均等にする。いつも何かの拍子でぐらつく、私の秤は⚖単位が細かい、だから均等をとるのにとても時間がかかる。ピンセットで薬をつまんで。唯一、水中での無重力的安心感が得られるのがはる菜さんの周りだった、だからすこぶる会いたかった。なのに私は今日、秤がグラグラで、そんな時は言葉に針と毒が溢れるから人に会っちゃいけない。薬を飲んでも眠くなるだけで、海のヨット。気持ちが悪くて吐き気も収まらなかった。ギリギリまで粘ったけどダメだった。会いたかった、みんなに。わたしの嫌いな新橋ですら許せるくらい。

無理と疲れが出ると、言葉伝いで毒が滲み出る。他人からも頂いちゃうから滅多に会えない、って決めつけてる。

悲しくて、夜カラオケに行った。こんなに曲と歌詞に救われると思わなかった。わたしはわたしのできることをしよう、半径を大きくみすぎないで。明日はどんな私だろうか。毎日脱皮してるみたい。毎日少しずつ別人になってる。天秤の単位は変わらないでいいのだけど、安定してほしい。2週間にいっぺんの、薬調整は遅いよ、でも自転車もドクターストップされていることをいいことに作家しちゃってるけどね。

東京を出て暖かくなって、病院も変わって診察方法も薬も変わって、すこしぐらつきが少なくなったから、本、今度こそ送るね。私は嘘が嫌いなのに、結果が嘘になる、辛い。でもごめんね。

 

明日の自分はどんなだろう。